「第4回 こどもの本ミートアップ」で紹介する本
「第4回 こどもの本ミートアップ」、去年に続き参加です。
紹介する3冊について、こちらにまとめておきます。
いずれも年齢層高めのこどもさん向けです。
1)はじまりが見える世界の神話
この本に収められたのは、さまざまな「この世のはじまり」です。口伝えや書き伝えによって継承されてきた、世界の始まりに関するこれらの物語は、「創造神話」や「起源説話」と呼ばれ、天や大地の誕生、はじめて生まれた人間動植物との由来などが記されています。(まえがきより)
世界のさまざまな地域と時代から集められた20話を収録。
構成
イラスト
物語
解説 (それぞれの執筆者による。執筆者は物語の舞台の地域の文化・言語・芸術・歴史・社会を専門としている。)
関連書籍
世界を旅するイラストブックシリーズの中の1冊です。
2)対話のことば
オープンダイアローグに学ぶ、問題解消のための対話の心得
ここには30の言葉が紹介されています。
これはオープンダイアローグで築き上げられてきた、対話に関する大事なことを表した言葉です。
紹介書籍に選んだエピソード
「オープンダイアローグ」について、今自分がとてもいいものだと思って勉強し始めていて、 機会があれば(隙あらば😊)話したい気持ちがベースにあります。
「フィンランド?北欧?では、教育で「対話」を重視されていて、子供たちは対話を学ぶ、多くの子どもたちが対話を行うことができる」という話を聞いたことがあった気がしていて、この本は絵も可愛いし、年齢の高いこどもさんたちに使ってもらえるのではないかと思いました。
この本をもとに作られた「対話のことばカード(オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得カード)」というものがあり、そのことも紹介したかったです。
「これを使って対話についてみんなで楽しく学んだり、対話の場に起こる問題を解決していくのに役立つ」と、紹介されています。
カードについてのリンク
サポートツール・各種ダウンロード | クリエイティブシフト
関連書籍
ともに生きることば 高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント www.maruzen-publishing.co.jp
他に「 旅のことば」(認知症とともによりよく生きるためのヒント )・「園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣」もあります。
オープンダイアローグとは
とても雑なまとめです。
フィンランドのケロプダス病院で1980年代に始まった、精神疾患に対しての「対話」によるアプローチ(治療)法。クライアントのいないところで治療方針等を決めない、複数人によるミーティングを重ねる、リフレクティング(自分が話した内容について、聞いていた人たちが感想を述べているのを「窓越し」に聞くような感じで聞く)などなど、オリジナルな方法が多く含まれています。
日本では治療として行われているのはまだ少ないようで、現時点では自分の持っている悩みや聞いてほしい話をお互いに話したり聞いたりする、ワークショプやセラピーで取り入れられている方が多いのかなという印象です。
【参考】オープンダイアローグについて
- 友人の紹介からこの本を読んで、森川すいめいさんを知り
- この本を読みました。
- 他にも入門的に読みやすいでは、、、というのが、こちら。
- より専門的に進んだ本として次に読もうと思っているのが
- 広く情報を参照するとしたら。
「対話実践のガイドライン」も掲載されています。
3) 十二国記
ファンタージーです。
参加していた読書会の「今月の読む本」として、「⽉の影 影の海(上下)」が選ばれたことがきっかけで、読み始めた本です。だんだん熱中し夢中で読み終え、何度も読み返しました。
子供の時に、寝る時間になって電気を消された後に、豆電球の灯りでこっそり読み続けていた時の気持ちを思い出させてくれた本だったことから、選びました。
私が読んだ本はまだ下記の2冊のみ
まだいっぱい楽しみが残っていると思うだけで、ワクワク嬉しくなります。(「十二国記」全11冊+白銀の墟 玄の月4冊あるのです。)
(お終いです。)